生命保険会社について詳しく知ろう

1.「相互会社」と「株式会社」の違い

保険会社のなかには、「相互保険」と「株式会社」の2つの会社形態があります。では、いったい「相互会社」と「株式会社」ではどのような点で異なるのでしょうか。ここでは、「相互会社」と「株式会社」の違いなどをご紹介します。

まず、相互会社は、相互扶助の基本理念に基づき契約者が社員の立場になり、保険契約者自体が会社の持ち主となる会社のことです。保険業法によって、相互会社は保険会社だけが選べる会社形態になっています。

そのため、相互会社では、株主配当は考慮せず、剰余金を配当という形で契約者に還元するといった契約者の利益を最優先できます。

簡単に、相互会社と株式会社の特徴の違いをまとめる、以下の通りになります。

相互会社 株式会社
特徴 保険業法に基づく非営利法人 会社法に基づく営利法人
構成員 社員(保険契約者) 株主
資本 基金(基金拠出者が拠出) 資本金(株主が出資)
意思決定機関 社員総会(総行会) 株主総会

相互会社は、保険業法に基づく非営利法人です。

また、相互会社の資本は基金になります。基金は、企業や機関投資家などの基金拠出者から拠出されます。ただし、ある一定の期間内に基金を返却(償却)しなくてはいけないため、必ず「基金償却積立金」を積み立てることが保険業法で決まっています。

2.保険加入者から預かった保険料を減らさない取り組み

相互会社では、保険加入者から預かっているお金を減らさないためにも、以下のような取り組みを行っています。

  • 契約者によって支払われた保険料を、安全で確実に運用する
  • 全体の死亡率を上げないように、健康状態による加入の制限
  • 経費削減

上記のような経営努力によって余ったお金のことを余剰金(利益金)と言います。相互会社では、この余剰金を社員である契約者に還元することで、配当金を渡す形をとります。

相互会社は、株式会社と比べると資金の調達が難しいといったデメリットもあります。相互会社の資金調達は、基金拠出者から拠出してもらうため、基金償却積立金を積み立てる必要があります。

一方、株式会社は自社株を発行することで、容易に資金調達ができます。資金調達は、会社を経営するうえで非常に重要なポイントなので、資金調達が難しい相互会社は、より確実かつ安全な経営が求められると言えるでしょう。

さらに、保険業界では規制緩和によって、生命保険会社と損害保険会社で第3分野保険を扱えるようになりました。そのため、業界内で競争は激化しており、ますます経営戦略は複雑になっています。

また、合併についても相互会社は難しい状況です。相互会社は、相互会社としか合併ができない仕組みになっています。そのため、M&Aがしづらく海外進出や、他の企業との連携が難しいでしょう。相互会社は、より多くの資金調達をする必要や、経営戦略に自由度を持たせることが重要になっています。

3.保険会社のリスク分散

経営が難しい相互会社は、リスク分散も通常の会社に比べて慎重に行う必要があります。日本生命のリスク管理を見てみると、以下のようなリスク管理を行っています。

  • ニーズに即した保険商品の供給と、適切なプライシングによる収益性確保の両立
  • 資産運用リスクをコントロールしつつ中長期的な運用利回りの向上
  • グループ事業純利益拡大を目指した事業投資
  • 外部調達を含めた自己資本の着実な積み立て

日本生命の場合、純資産で計上されている基金・基金償却積立金等に、負債で計上している危険準備金・価格変動準備金等および劣後特約付債務(劣後債務)を合計した金額を自己資本としています。

劣後債務とは、破産等が発生した場合の元利金返済が、他の一般債権者に対する債務の返済や契約者への保険金の支払い等よりも、後順位におかれている劣後特約が付された債務のことです。債務という立ち位置ではありますが、劣後債務は自己資本に近い特徴があることから、ある一定の範囲でソルベンシー・マージン総額への算入が認められています。

ちなみに、ソルベンシー・マージン総額とは、有価証券の含み益なども含む、保険会社の自己資本の額を言います。さらに、

  • 毎期のフロー収益からの諸準備金等の積み立て
  • 中核資本である基金の募集を通じた基金・諸準備金等の強化
  • 劣後債務による調達

などを行い、調達手段の多様化にも取組んでいます。このようなリスク分散が、今後ますます重要になってくるでしょう。

4.保険会社が行う金融投資

リスク分散のなかでも、資金面での対策として「金融投資」や「不動産投資」など、保険料の運用を保険会社では行っています。

金融投資では、信用リスクのある資産の社債に投資する「クレジット投資」や、投資家たちから集めた資金を、ひとつの大きな資金として株式や債券などに投資・運用する「ファンド投資」など、他の資産と比べてもリスクが高いといわれている投資を専門に行います。

安定的であるとは言えないが、高い収益性があるため企業やファンドなどのリスクやリターンを細かく分析し、正確な投資判断が必要になります。また、投資した後も、投資先に問題が起きていないか、資産に不利益が生じていないかなど、日々分析をして確認を行っています。

5.保険会社が行う不動産投資

不動産は、賃貸料の収入で長期にわたって安定的な収益が得られるというメリットがあります。そのため、金融投資とは対照的な立ち位置での運用を行っているのです。特に、最近では多くの保険会社が不動産投資に注目しています。投資先は、投資規模の大きなオフィスビルから賃貸マンションに投資する傾向になっています。その理由は、やはり安定性にあります。単価の高い大きなオフィスビルは、賃料の下落幅が大きいため保険会社にとってもリスクがあります。

一方で、単価の低い賃貸マンションは、賃料の下落幅が小さいため価格の変動が起きにくいといったメリットがあるのです。なかでも、都内の単身世帯向けのワンルームマンションは、今後の居住ニーズが高まることを予想して、積極的に投資する保険会社が増えています。投資の手法が複雑化・多様化しているなかで、資産運用のリスク管理はより一層困難を極めていると言えるでしょう。

超低金利下のなかで、長期的で安定的な運用利回りを確保するために、グローバルな投資分散を行う会社も増えてきています。外国債券投資では、為替リスク等に注意を払いつつ、海外の高い利回りを受けて資産運用を行えます。また、外国株式投資では、中長期に成長の見込める銘柄を中心に収益向上を図ります。特に、外国株式投資は、日本株に比べて株主還元の意識が強く、配当が高いといったメリットがあります。

さらに、「プライベート・エクイティ・ファンドやヘッジファンド」「不動産ファンド」などのオルタナティブ資産は、上場株式や債券等の伝統的資産との相関が低く、投資の分散効果が期待できるでしょう。

検索してお金の悩みは解決しましたか?

・自分にピッタリの生命保険を選んで加入したい
・現在加入中の生命保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんな生命保険に加入すればいいのか分からない

生命保険や資産運用についてお悩みなら、ぜひ無料相談をご利用ください。
ネットで検索するよりも簡単でサっと解決!お客様にとっておトクになるアドバイスを提供します。

無料相談はこちらから

お名前必須

ご住所必須

お電話番号必須

メールアドレス必須

ご希望の連絡方法必須
メール電話

ご希望の相談方法必須
対面(弊社オフィス)対面(お客様ご希望の場所)* ご希望に添えない場合があります電話ウェブ会議(Skypeなど)

性別必須
男性女性無回答

年齢必須

職業必須

現在や将来のお金のことで気になるものは?(複数選択可)必須
老後の備えについて病気やケガの備え方教育資金を賢く貯める方法住宅ローンなど大きくかかる固定費の見直しについて保険料を節約する方法今の保険が自分にあっているかどうか様々な貯蓄方法資産運用全般について

既に加入している保険がわかる画像やPDFを添付任意

※簡易診断に利用致します

最新情報をチェックしよう!
>保険や資産運用の無料相談

保険や資産運用の無料相談

難しい保険や投資のお悩みを、ネットで検索するよりも簡単に解決!わかりやすく丁寧に、お客様にとっておトクになる最適なアドバイスをご提案します。 無料なので、お気軽にご相談ください(相談は対面・電話・ウェブでも可能です)